父の手術。




父が手術を受ける日だったので、早起きしてみなとみらいの病院まで。脊椎間狭窄症なので大げさな病気等では無いのだけれど、亡母の手術の日を思い出してほとんど眠れなかった。現役の頃からずっと足を引きずって歩いていたし、その上とうとう腰が痛くて歩けなくなっていたし。その上、予告時間を大幅に過ぎても終わらない手術に、義母(not姑)と二人で顔を青くしていたのだけれど、原因は父の骨があまりにも丈夫でなかなか削れなかったからだと聞いて安心した。お蔭で執刀医は腱鞘炎になったそうで大変申し訳無い。
家路に着きながら、みなとみらいで働いている時に父の再婚を聞いたのだと思い出した。母と交わした約束を裏切っているという気持ちとこれで良かったのだと思う気持ちが綯い交ぜで、でもそんな気持ちも疲労感があっと言う間に飲み込み、眠らせたまま電車が東京まで私を運び去ったのだった。