蕁麻疹。そしてカパフル通り→アラワイ通り

帰りもバスに乗ろうか迷ったのだけれど、あまりに沢山の人がバス停に列を成していたのでいたのでカパフル通りまで歩く事にした。今日も快晴だし腹ごなしに住宅街を歩くにぴったりの気候だし。余所様の屋根の修理? 屋根の葺き替え? だかをしげしげと眺めたり、今日も犬に吠えられたりしながら満腹の腹を抱えて歩く。楽しい。歌っちゃうくらい楽しい。





ところで普段あんまり気にしていないんだけど、軽度よりはちょっと中度寄りのアレルギー持ちなんである。季節外れの蚊に刺されたのかなと思ったら実はアレルギーの発疹だったくらいの。ただ何年かに一回、忘れた頃にものすごい蕁麻疹が出たりする。ものすごく疲れている時とか、あまりにもストレスがかかっている時とか。甲殻類、特に海老を食べた場合がやばい。
その偶にが今日だった。ノー。(ここからはあんまり気持ちよくない表現が続くので、苦手な人は読まないでくださいまし)
歩いている間に大きな発疹が出来始め、夫(やはり上機嫌で歩いていた為、全くこちらに気付いていなかった)に報告した頃には鎖骨付近までぼっこぼこ。引き返すにも大分歩いてしまっていたので、日陰の無い炎天下をひたすらカパフル通りのセーフウェイまで歩いた(多分)。セーフウェイの中には大きな薬コーナー及び調剤薬局が併用されている。さっきまでいい天気〜なんて浮かれていたのに一転、カンカン照りの陽射しを恨めしく思いながら辿り着く頃には舌まで発疹が出来始めていた。やべえ、このままじゃ多分呼吸困難になる。
慌てて薬剤師さんに「私アレルギー持ち、薬どこ?」と顔を指しながら訊ねると、薬剤師さんも慌ててブースから駆け出して薬を持って来てくれた。んが。説明責任がある薬なのか、何事かを尋ねてくるばかりで薬を渡してくれない。「海老アレルギーみたい」と答えてもまだペラペラペラーと何事かを困った顔をして尋ねてくるイエスかノーかで答えるだけみたいだったので、首を傾げながら取り敢えずイエスと言ってみたら、ほっとした顔でうんうん肯きながら薬をくれた。いいんだろうか。これで説明責任を果たしたとは言えないと思うんだけど…いいのか。ついでに水も買い、ごぶごぶ薬を服用する頃には呂律もちょっと怪しくなっていたので私もほっとした。それにしても、メリケンさんの薬はカラフルな! あとこれを書き足している今(2012年10月9日)何kmくらい歩いたのか確かめてみたら、1.7マイル(約2.7km)くらいだったのに茫然としているよ! 馬鹿か! 馬鹿だ!



そんな状態なのだけれど、カパフル通りもワイキキ行きのバスがあんまり無いので、根性でアラワイ運河沿いのコンドミニアムまでぱつんぱつんに腫れた顔のまま歩いて帰ってしまった(これも測ってみたら大体1.7マイルであった…)。本当は血行よくなっちゃうからいけないんだけど、休む場所も無かったし。一昨年〜昨年にかけて香港に三回行った(そして海老がぶりぶり入った雲呑麺をたらふく食べた)のだけれど、何を食べてもまったく蕁麻疹が出なかったので油断してしまった。蕁麻疹の薬は絶対に携行しよう、旅行だろうと日常だろうとと固く決意をした朝になった。痒い教訓である。