名古屋半日とんぼ返り。
・そういえば、名古屋には行った事が無かった。
・いや、あるにはあるんだけれど…。
・そうだ、名古屋行こう。
・悲しい思い出を払拭するのだ！
・そんな訳で、ちょっと名古屋へ行ってきました。
・フェアリーケーキフェアでポルチーニと塩キャラメル、朝はコーヒーが飲みたいのでDEAN&DELUCAでコーヒーを買い込みいざ名古屋。
・高速バスで行くんだよー。
・空いていたので、とても快適。
・飛行機や新幹線だとあっという間なのに、バスでは6時間。名古屋滞在時間も多分その位。
・予備知識が殆んど無い状態で出発したので、何処で何を食べるかを計画するには十分な時間とも言える。
・日本って本当に広いんだな。
・これだけ走ったのにと思っても、名古屋なんてまだまだずっと先。
・新幹線ではあっという間に通り過ぎてしまう富士山も、ゆっくり見られた。月並みだけれど、富士山って本当に綺麗だな。
・実家からは丹沢山脈が邪魔して山頂部分しか見えないし、東京からも全景は見れないし。
・ゆっくりと見た富士山は綺麗で、そしてでかかった。うおー、まじでけえー。
・ぱっくりと口を開けた後は、富士山を見ながら妖精ケーキ。
・妖精ケーキは、食事ケーキもとても美味しい。
・初めて浜名湖を見た。
・うなぎー。
・休憩時間が10分なのに、SAの端っこに停まるバス。うなぎパイさえ買えず。ノウ…。
・血糖値が上がると眠くなるよね。
・口を開けて寝ている間に、何時の間にか高速を降りていた。予定では名古屋駅→一社→名古屋駅→春日井のルート。
・あれ、もしかしてここって一社近くね？
・名古屋千種で下車。じわじわ疲労を訴える腰に鞭打ち、1km弱程テクテク。この時点で15時少し前。
・ずっと行ってみたかった、coffee Kajitaに到着。
・美味しそうなケーキが沢山あるよママン！ でも流石に初めて来た店で、いきなりケーキ2個も頼めるほど度胸のあるデブじゃないんだよママン！
・ピザに無用の自意識を発揮しながら、店内専用メニューと思われるプリンを注文。コーヒーは濃い目で。
・添えられた発酵バターと砂糖で包まれた胡桃を見て「おお、名古屋！」と内心感激。
・プリン、うめえー！
・滑らかで玉子の味がやさしい、固めの焼きプリン。
・コーヒーは熱め。草枕の、かなり濃厚で少し温い目のコーヒーに慣れていると、そんなに濃くは感じないかな。柔らかな苦みで、疲れた体が癒えるよう。
・まだまだ帰らないのに荷物を増やしてもと、コーヒー豆と胡桃のお菓子だけ購入する事に。
・泊まるんだったら1種類ずつ全部買ってホテルで食べたのに！
・レジで財布を出したら、漱石さんが1人しか居ない。
・ええと…？
・朝急いでバスに乗ったから、うっかり下ろし忘れていたらしい。
・らしいじゃなくて。
・あわあわしながら、事情を説明。近くのコンビニを聞いて、そこまで全力疾走すみませんすみません。
・店主さんらしき男性も、レジに居たお姉さんもにっこり笑っていた。ああああすみませんすみません。
・あ、愛知銀行発見。
・「良かったですね」とにこにこされて、埋まりたくなった。
・気を取り直してお金を払い、地下鉄に乗る。
・本当は食事をしたかったのだけれど、時間が無いので諦めて春日井まで。目的地は、CAFE CAWA。
・id:xavi6さんこと元ケーキさんが「美味しい美味しい、僕はCAWAさんが一番好きなカフェなんだ！」というような事を常に書いていたらしたので、とても行ってみたかったんです。
・名古屋まで来たなら、そりゃ行ってみたくもなるでしょう。
・あれだ、東京に来た人が横浜までちょっと足を延ばそうと考えるようなものですよ。
・直前に読み直したid:grambisさんの日記のお陰で、5kmも歩かなくて済みました。ありがとうございました。
・しかし。
・駄菓子菓子。
・名鉄春日井駅にはタクシー乗り場が無かった。じゃあバスで。
・あれ、バスも…無い？
・暫く駅周辺でうろうろした挙句、腹を決める。レッツ、徒歩。
・こういう時、auで良かった。ナビウォークを使いながら、凡そ2kmの往路を急ぎ歩く。ハーイ、ナビターイム。
・しかしナビウォーク、案外とよく間違ったルートを提示してくるのでビビりながら歩いていたら突然のガサガサ音。
・横を見たら、細い松の木の幹に毛皮がぶら下がって。
・あー…この灰色っぽいのはペルシャ猫とかいうやつでは…？
・爪が引っ掛かってしまったらしく、クリスマスの飾り宜しく猫がぶらーんと垂れ下っているのであった。
・ちょっと和む。
・和みつつ、長閑な住宅街を日頃鍛えた早足で歩き抜く。そんな速さで歩いている人なんて、勿論誰も居ない。気にしない。
・30分程で、CAWAさんへ到着。入った瞬間、曇る眼鏡。いま私、きっと湯気出してる！
・コーヒーとレアチーズケーキを頼み、一息つく間も無くミタニさんより着信。「もう直ぐ小牧だけど」と。
・実はミタニさんが商談で、愛知県に来ていたのであった。
・あわあわしながら、来たコーヒーとチーズケーキを吸い込むように摂取。もっとゆっくり味わいたかった！ 食事もしたかったな…。
・しかし貪る様に食べたチーズケーキの美味しかった事！ 柔らかで濃厚で、タルト生地にふんだんに入っていたナッツととても合っていて、一口食べたとたんにポワワとなったよ。
・濃くて酸っぱくないコーヒーが好きな私には、とても好みのコーヒーでした。
・店内もレトロな内装で、椅子が如何にもさあ長居して下さいと言わんばかりのフォルム。
・実に落ち着けそうな雰囲気の中、浅く腰かけてもっさもっさ貪ったりしないでゆっくりと腰を落ち着けて過ごしたかったな。
・ケーキが運ばれて来た時にタクシーかバスはありませんか？ 名鉄春日井までと聞いていた為（ありませんでした）、店員さんにどちらからいらっしゃったんですかと尋ねられる。
・東京です、此処はケーキが好きな男性のブログを読んで…と言いかけたところで店員さん、「ああ、あのケーキの写真が沢山あるブログですね！ 昨日も来てましたよ」とにっこり。そうです、それです。
・やっぱり有名なのだなあと感心しながら、急ぎ名鉄春日井駅へ。
・1本前の電車で到着していたミタニさんと合流。肩に手を置かれた途端、「…しっとりしてる」と言われる。
・ニットのコート越しに汁が滲んでいた模様。イヤー！
・朝からケーキコーヒープリンコーヒーチーズケーキコーヒーと、甘味＋コーヒーしか腹に収めていない為、流石に食事がしたくて仕方が無い。塩分塩分！
・折角だから、名古屋っぽいものを食べよう！
・そうだ味噌カツを食べよう。
・友人に一度作って貰った事があるんだけど、それが正調なのか分からないんだよね。と矢場町で降りて、矢場とんへ。銀座にもあるのに。
・ここはベタに、有名店で食べてみようという単純さ。
・なのにいきなり変化球、鉄板とんかつを注文。全然ベタじゃない。
・以前は「豚カツに味噌だ？ ああ？」と思っていたの。ごめんなさい、美味しいよ味噌カツ。あっという間に食べ終えるも、物足りないよトニー！
・だから松坂屋本店の地下で、天むす千寿の天むす6個入りを買い込んでも仕方ないよねトニー。
・天使のババロアも、抜かりなく購入。
・そういえばテレビ塔を見た事が無いんだよねということで、テレビ塔経由で名古屋駅までホテホテ。
・案外近いよ、名古屋駅までってミタニさんから聞いたからなんですがね。
・幾ら歩いても辿り着きませんね、ミタニさん。
・CAWAさんへ向かった時より時間をかけて、名古屋駅に到着。
・いま調べたら、最短でも3.8kmあったよミタニさん。
・さあ、疲れを癒すべくビールを買おう直ぐ買おう。
・帰りはのぞみでビュワーと東京まで帰るよ。
・ぷりぷりした海老天がごろっと入った天むすと、プレミアムモルツを早速広げる。
・んめー！
・東京で食べた事のある天むすと、全然違う。
・味ー噌煮込みー♪ えびフライー♪ 天むす、うーいろー♪
・名古屋はいいなあ。道も本当に広かったもんなあ。
・夢中で食べている間に、ミタニさん撃沈。朝早かったもんね…ああ天むす美味い。
・モルツを飲みながら、今日って食べると歩くしかしていないなと気付く。
・半日だけっていうのはやっぱり無理があったかな。
・次はもっとゆっくり来たいな。
・ゆっくり来ても、絶対食べると歩くしかしないんだろうけどな。
・天使のババロアは帰ってから食べよう。
・またね、名古屋。
