ありがとう。

泣きながら友世さんに電話した昨晩、電話の向こうでは友世さんのお父さんお母さんが車を出そうとしてくれていたそうな。嬉しくて有り難くて、また泣きそうになった。ただでさえ昨晩、三十路も折り返しが見えて来たくせに「お母さんに会いたいよ」とわんわん泣いてしまったしな…。だってだって電話の向こうから友世さんのお母さんが、「ごはん食べた?」って言ってくれているのが聞こえたのだもの。したらお母さんに会いたい会いたい会いたい会いたいって、ブワァーと込み上げてしまった。こんな時、お母さんはきっと「あんた馬鹿ねえ」って言う。そのくせ心配して、でも知らん顔であれこれ送ってくる。自己憐憫にも程がある。
部屋帰るの怖いけど、気持ち悪いけど、私の部屋だから堂々と帰るよ。心配してくれる人が居ると知っているだけで、頑張ろうと思えるよ。だから大丈夫。本当にありがとう。