無言のアシスト。

会社のトイレに入ったら、触れてもいないトイレットペーパーが外れ、隙間から芯が捕まえてご覧なさいとばかりにカルァルァルァルァルァルァルァルァルァルァルァルァ―――――――――!!!!!!!!!! 芯が、芯が外の世界に飛び出しやがった! ギャワー!!!
――と、どうしよう等と考える間も無く向こう側から、そっ…と帰ってきたあの子。そして静かな足音。何とリアクションしたら良いものかと固まっている間に遠退いていった。ありがとう、ありがとう親切な方。紙と芯をホルダーに再セットしながら、無言の心遣いを噛み締めたのであった。