東風吹かば。

夫に起こされてみれば、バスが来る20分前。亀戸までバスで行って、回転寿司でこてこてなお寿司ばかりを食べた。今日は昼に回転寿司を食べようと約束していた。昨日観た、カンブリア宮殿(スシローだった)に夫婦揃って刺激されたからだ。アボカドとか海老マヨネーズとか、色物をためらい無く食べられるのが回転寿司のいいところだなあ。
亀戸天神の梅は、まだ咲ききっていなかった。その中で、若い梅ばかりが満開に近い咲き具合。桜も、若い木ばかりが急ぐように先に咲く。若さは速さ、か。
以前、若いピアニストのドキュメントを観ていたら、「そんなに急がなくていいんだよ」と老コンサートマスターに言われていたのを思いだす。「若い人は早く弾きたがる」と。老いる、歳を経るという事の醍醐味は『味わう』なのかな。そんな風に思うには、まだ早いかな。急がなくていいって思うの、ちょっとずるいかな。
 
ぐるりと亀戸の街をのんびり歩き、すみだ珈琲で深煎りのすみだブレンドとチーズケーキをいただいて、またバスで帰った。若くも無いが老いたというにはまだ早い、今の私の土曜日。