地震六日目。

yukami_dna2011-03-16

また物干し竿が飛んだんですよ。
日記を書いて寝たものの、何度も目を覚ましては眠っていたので今日も眠い。夫を送り出した後、家事を少ししてうとうとしていた。ら、今日は竿が落ちる音で目が覚めた。何この強風ー。あとすげーさみー! こんなにでかい寒波いらねー。東京でこんなに寒いなら、被災した人達はもっと寒いだろうが。寒波空気嫁
 
書くか迷ったんだけど、書こうかな。東京近郊で生活している人に対して。
 
被災地の人達に比べたら、って考える人が多いと思う。23区なんて、計画停電の所が殆ど無いし買占めが無ければ物資は豊富だし。でも毎日続く余震に、鳴り響く警報に、ずっと続く悲しいニュースの映像に、疲れている。ぴりぴりしている人達に悲しい気持ちになって、でも自分もぴりぴりしている。余震が来る度に心臓が早鐘の様に胸を打つ。揺れていないのに、揺れている様な気がして仕方が無い。
そういう事を、「被災者に比べたら、被災地に比べたら」って我慢したらいけないと思う。勿論、被災された方々の辛さなんて、ぬくぬくと暮らせている私達には計り知れない。原発の不安に耐えている人達の心労は如何ばかりか。でも、自分が怖いっていう事、不安だっていう事を忘れないで欲しい。誰かと怖かったね、怖いねって言って欲しい。日記でもいい、twitterでも何でもいい、吐き出して欲しい。倒れたり、病気になったりする前に。そう、私みたいに、禿げてからじゃ遅いんだからね!
 
今日は登坂アナ(NHK)が東京に戻って来て、twitterの人たちが色めきたっていたのが微笑ましかった。緊急だから戻されたのだろうけれど、登坂アナの愛されっぷりといったら。登坂さんだけじゃなくて、ここ数日涙声になりがちな武田アナとか横尾アナとか、NHKのアナウンサー達は愛されてるなーって思う日だった。実際、地震の直後から彼らはずっと冷静に事実を淡々と伝えていて、本当にすごい。
明日から明後日の夜まで夫は関西出張。実は地震がある日に仙台空港近くへ出張の予定もあったし、ずっとずっと、すごく怖い。怖いけれど、禿げているけれど(しつこいか)、でもがんばる。買い物をして、交通機関を使って、募金をして。ちっぽけだけれど私なりに経済を回す。怖いよって、怖いねって言いながら生きる。
何か毎日同じ事書いてるな…でもこうして日記を書くことで、私は私を再構築するのです。ポポポポーン!(AC)