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油断も隙も見せられぬ!

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「ナカオ(仮名、別部署の人)さーん、保留1番にお電話でーす。内容は〜」「うんうん」「…て、ことなんですよ」「うんうん、ごめん、俺コジマ(仮名、別部署の人)」 もてあそばれた!

気ぜわしい。

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先週から仕事や会社の雑務で何かと気ぜわしい。芥子粒ほどの私の脳味噌が弾けそう。お前ら無茶ばかり言うなー。 しかしそこでつけつけした物言いばかりしていたら損だ(していないとは言わないが)。お母さんキャラにはならず、けれどにっこり笑っておかねば…

あー!

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「あなたが遊上さん?」「はい、よろしくお願いします」「あー! あなたが遊上さんなのね! 部長の右手に絆創膏を貼ってあげる人!」 うん、間違ってない。

もういいや。

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移転を期に、必要以上に気を回すのを止めた。お母さんキャラ終わり。

ちょっと泣いた。

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「遊上さん、はい」「…?」「週明けから違うビルでしょ、だからお餞別。と、いろいろおめでとう。と、これからもよろしくねを込めて。ふふふ」 「あ、遊上さんまだ居た。はい、これ。いままでホントにありがとねー。これからもよろしく!」 電車で一駅先のビ…

吸いたいのか吐きたいのか。

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熊さん(年下の上司。熊っぽいので熊さん)が、しゃっくりしながら咳をしている。母さん不憫でならない。

社員を脅す。

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「胃が痛いだ? それ何日言ってんの? 明日こそ病院行けよ。ああ? 行かない? 会議なんてどうでもいいよ、他の人が代わりにやるだろいいから行けよ。明日朝更衣室で見かけたらどうなるか分かってんだよね? 分かってるんだよね? うちのお母さんそう言って…

ハイディハイディフデハイディホー♪ ハッハー!

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役員の笑い声で、ディズニーランドを思い出す定時前。

び、

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びっくりした…心底思いっきり死ぬほどびっくりした…。言えないけど、書けないけど何でここに!?!?!?!?

胡桃の蜂蜜漬け。

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明後日はバレンタインなので、マフィン作りの準備なぞ。明日会社のオーブン*1で焼く予定。光熱費節約。ヒヒヒ(貧乏臭すぎる…)。 *1:何故か4台もある。

営業事務です。

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「遊上さん、その仕事終わったら風邪薬買ーて来て。あ、それとな、栄養ドリンク。千円くらいのやつ頼みます」「あ、遊上さん薬局行く? それならGUM買ってきて。センシティブじゃないやつでよろしくお願いします」「遊上君、例の集計終わった?」「あ、割箸…

目を抜けた。

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回りも自分もゴウゴウ風の中。

台風の目。

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ちょうど台風の目に居る。周りは目まぐるしいほどのスピードなのに、ここはとても静かだ。

営業事務ですが。

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不謹慎ながら、こういう状況に置かれると滾る。コールセンター出身で良かった。

皺。

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「遊上さん、すごい笑い皺できてるよ」

無理だ。

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今日は冷静には無理。無理。笑う。

空腹に弱い人たち。

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部内全員で、吉野家の牛丼をはふはふ貪っている。

営業事務です。

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明日のミッション:部内の人たちの焼きそば(十人前)を作る。

営業事務です。

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「遊上さんって、どんな仕事してるの?」「ん、部長の右手に絆創膏貼ったり、送れてないメールの通知をスパムメールとして処理しようとするのを止めたりかな」

偶には普通の。

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脳味噌の皺という皺に、脱脂綿が詰まっているみたいな日だった。お陰でまだ、前頭葉の辺りにキッシリした感触がする。楽しかった。

下弦。

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移動中、東の空に白い月。

とーとーとー。

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餌付けされている。

パワーオブラブ。

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「そんなこと言ってるとお姫様抱っこしますよ、イイダさん(仮)にしたみたいに」

営業事務です。

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「遊上さん、このな、名前ってどう並び変えたらええんや?」「遊上さん薬飲みたいねん、温いお水ある?」「遊上さん明日の弁当な、おかず何?」「遊上さん、右手に絆創膏貼りたいねん…貼って…くれんかの?」 営!業!事務!です!

あ。

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引き出しの中にマフィン入れっ放し。

無断出勤だったので。

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こっそり仕事している筈だったのに、別フロアにある支社の人たちに呼ばれ振舞われ酒。

休!日!出!勤!

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ひとがいなーいー♪ 仕事がはかどーるー♪ 毎日こうだといいのになー。

フガ。

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ムッとすることがあった最終出勤日朝一番。「お姫様抱っこしてやんよwwww」と思った*1ら、ちょっとすっきりしたのでがんばろう。 *1:イイダさん(仮)じゃないよ!

昨夜の記憶。

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イイダさん(仮・一児の父)をお姫様抱っこした気がする。

無駄な記憶力はある。

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「そんで遊上さんもクリスマスは一人ですよね。僕だけじゃないですよね」「…そういや夏に仰っていた、ゴム破けた子は大丈夫でしたか?」「…大丈夫じゃなかったら、平日に何日か休んでましたよ」「ですよねー」