ジュネーヴ空港駅-ジュネーヴ・コルナヴァン駅

さて、ジュネーヴ空港の地下にはスイス国鉄(SBB)が走っている。ホテルのあるジュネーヴ・コルナヴァン駅(以下コルナヴァン)までは7分なので鉄道を利用してみる事に。と、自動販売機らしきタッチパネルの端末を見ても、コルナヴァンが無い。何処にもない。そして何故かジュネーヴ行きが存在する。ええとここはジュネーヴで、でもジュネーヴ行きがあるの? コルナヴァンは違うの? 訳が分からず、取り敢えず列車表示のあるエスカレーターを降りてみることにした。いきなりホームに出た。えっ?
空港駅には改札が無かった。監視する人も居なかった。いきなり電車が止まっていて、ヒョイと乗れてしまう大らかさ。このままじゃ無賃乗車だ、えい仕方無い、窓口へアタックだ。すんなりホテルまでは行けると思っていたから、心の準備が出来て無いんだぜー。
 
キョドりながら窓口へ突撃。色気に満ちたお兄さんが爽やかにお出迎え、窓口から放たれるセクシースマイル。何だこのお色気加減は…国鉄の社員さんですよねと聞きたくなるような色男加減にミタニさん、口をパクパク。駄目だこりゃ。仕方が無い。拙い英語でコルナヴァンへ行きたい、幾らかと聞くと3CHF(スイスフラン。スイスはEUに加盟していないのでユーロじゃない)で切符を発券してくれた。良かった、SBBの人は英語話せるみたいだ。
 
乗っちまえばホテルは駅の目の前だし楽勝さ、アハハーン! イソイソと先程のホームへ向かい、初めての外国の鉄道にイソイソと乗り込む夫婦。うひょー、本当にプラットフォームが低い! 電車が近い! 乗り込んでしまうと、行き先をどう指定したら自販機でも買えたのか気になる。切符を見たら、Genève-AéroportからGenèveへと印字してあった。つまり、コルナヴァン=ジュネーヴという事らしい。そこまではガイドブックにもネットにも載って無かったよ…分からん筈だ。