成田国際空港-フランクフルト国際空港

ヨーロッパ圏への出発は昼前が多いみたいで、11時台の出発。アメリカ圏に行く時は何時も夜なので、午前中のフライトがとても新鮮。そして何より飛行機に乗れるのが嬉しい。わーいわーい、飛行機飛行機!
 
久しぶりに第1ターミナル(南ウイング)を利用したら、随分変わっていて驚いた。ユニクロやITS'DEMO、TSUTAYAが入っている。その上何故か銀だこまである。ここまで来て、ユニクロでガッサガッサ買い物をする外人さんたちにお目にかかるとは思わなんだ。
思わなんだと言えば、出国審査→搭乗口前の間にマッサージチェアが置いてあるのにも驚いた。至れり尽くせりだなオイ。しかしついお世話になってしまった。オウフ、ガチガチの肩や腰が気持ちいい…10分200円でこの気持ちよさを手に入れられるなんて素晴らしいな。マッサージチェアの横には自販機もあるので、機内に持ち込む水の確保もイエイ、バッチリさ。
 
行きのフランクフルトまでの飛行時間は、凡そ12時間。お昼少し前の出発だった為、すぐに昼食が出た。これが案外美味しく、その上デザートにハーゲンダッツのアイス。ウホッ。
 
胃が満たされると眠くなるのは仕方が無い事かと思う。到着は現地の夕方、寝ない方が賢明と思いつつあっという間に眠ってしまった。今日も素晴らしく食っちゃ寝。今回も興奮し過ぎて、ちっとも眠れなかったんだよ…ピギー。
 
 
それにしても、欧州は本当に遠い。というか、ロシアでかい。何度眠っても、何度起きても、ロシアの広大な大地しか見えない。座席モニターで現在地を確認しても、〜ツクとか〜スクとか〜ブルクという地名しか見えない。他の国がチラーとも出て来ない。始めは「おお…これがツンドラの大地…」とか「ロシアでけえ」とか「地球って丸いんだなあ」等とキャッキャウフフとしていた遊上も流石に飽きてきた。ちっとも眠れず、遊上が爆睡している間に配られた海苔巻を食べても眠れず、自棄になってゴルフゲーム(機内サービスの)ばかりしているミタニさんは既に悟りきった顔になっている。聞けば映画も既に数本観ていたらしい。仕方が無いので遊上もマトリックスをまとめて観てやった。それでも余る時間。ノー。
そんな訳で、ロシアを越えて北欧や東欧の国名がモニターに表示されるようになって本当に嬉しかった。フランクフルト国際空港で半日ぶりに地面に降り立った時は更に嬉しかった。いい、揺れない地面いい。自分の意志で何処までも行ける地面はいい。飛行機好きだけど、暫くいい。1時間半後、また乗ることになるんだけどさ…。それにしてもとてもいい匂いがする。桃? 杏? 空港特有のオイル臭さ、粉塵臭さをちっとも感じない。流石環境大国ドイツ(…?)。
 
ドイツの入国審査は拍子抜けするほどあっさりしていた。良かった。ボディチェックは入念だったけども。金属探知機に引っかかり、まるで洋服ブラシをかけられている気分になる程丹念に隅々まで撫でられまくった。割と大雑把に。犬猫の気持ちが分かったかもしれない…。因みに、原因は乳バンドの金具だった模様(その部分だけ、ブラシもとい探知機が鳴った)。そんな小さな、些細な金属でさえ見逃せないんだなと思った瞬間、テロという言葉が日本より現実味を帯びて感じられて呼吸が少し浅くなった気がした。