小雨のち曇り時々やっぱり小雨。

yukami_dna2011-03-22

灰色の空に、低く流れる雲。サッチモの「この素晴らしい世界」を耳に流し込む。
昼に友人と電話で馬鹿話をしている間に強めの地震。昼に警告音付きの地震があると、震災初日の地震を思い出す。電話をしていてよかった、一人だったらもっと怖かった。
 
東京近郊の人も怖かったし、怖いよねと書いたけれど、議論をしたり言い争うだけの余力はあるだけ平和だ。野球がどうの、節電がどうの。
皆怖いし疲れているし不安だけれど、自分の意見を言える。誰かと意見を闘わせる自由があるのだなと、被災地(や、原発近く)に住む人達、そしてリビアを始め世界中で誰かと好きな事を好きなだけ話すことさえ出来ない人達を思い出して胸が痛んだ。
 
世界中から送られる、日本へのメッセージや日本についての記事を読むのがとても慰めになっている。一人じゃないと、外から言われる安心感。そりゃあ、宇宙に他の生命体を探すよね。そんな風に考えてしまう位。
 

木々の緑 赤いバラ
君と僕のために美しく輝いている
何て素晴らしい世界だろうと
空の青さと雲の白さ
明るく幸せな日々 神聖な夜
僕は独り想う
何て素晴らしい世界だろうと
 
七色の虹が大空に映える
行きかう人々もにこやかで
「コンニチワ」
と友だちが手を握り 挨拶を交わし
心の底から
「愛している」とささやく
赤ちゃんの泣き声が聞こえる
あの子たちは大きくなって
僕の知らないことを沢山学ぶのだろう
僕は独り想う
何て素晴らしい世界だろうと

 

 
サッチモは黒人が差別されている中で、世界は素晴らしいと歌った。私もそう思う。