引き続きみなとみらい。




やっぱり、何時来ても「横浜だー」と思う癖が抜けない(元横浜市民)。
昼は友人と横浜橋商店街の小さな台湾料理屋で、話好きの店の主人に間髪入れず話し掛けられながら台湾料理をいただいた。香港ばかり行ってしまうけれど、台湾も行きたいなあ。修学旅行で行ったきりだから、本当にいいところを味わえていない。
それにしても、横浜橋商店街の物価たるや恐ろしい。ぱつんぱつんになった立派な茄子が5本で99円なんて値段を見てしまうと、買って帰らざるを得ない。他にも細々買って、みなとみらいの病院まで歩く。
 
父が入院している病院は景色が素晴らしく良くて、病院独特のにおいが無くてほっとする。手術は成功したし、長年父が頑なに靭帯を伸ばしたせいだと思っていた足の引きずりも背骨に食い込んでいたヘルニアのせいだったし、様々な器具に繋がれて痛々しそうな姿の割に両足を動かせるようになっていたので、父は本当に丈夫なのだと思う。手術しても患部が良くなるとは限らないので、こればかりは運もあるのだけれど。
「もう大丈夫だから、もう来なくていいよ」と言われたけれど、来ると嬉しい様なので「また来るね」と言って帰宅の途に就いた。父とまともに話せた事なんて二十年は無かったのに不思議なものだ、今日の私達はまるで普通の親子みたいだった。
 
夜、夫が帰って来たのが嬉しくて、お帰りなさいの踊りをひとしきり踊った。夫も喜んでにこにこしていた。